疲れが溜まると、私自身も少し散らかします。
画像は仕事道具スペースですが、2週間ぐらい放置しました。
今回は「リバウンド問題」についてです。
片付けのプロを入れても片付かないのは、なぜ?
整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格をそれぞれ持っているのですが、昨年度は両方の協会に籍を置いているかたと交流する機会も沢山ありました。同業者話の中で、
「難しいクライアント様は、過去に何回も片付けのプロを入れている。」
「前に整理に入ったかたのサポートがあまり良くなかったようだった。」
など、色々現場ならではの話が出てきます。
私自身もそうですが、仕事の量や家族や自分が病気になったりし、時間のコントロールが難しい状況では、モノが散らかりやすいです。生活空間は、自分の置かれた状況の影響は必ず受けます。
無理せず暮らせる仕組み
冒頭の散らかった仕事道具スペースですが、5分ほどでリセット。私の場合は、
「やりたくないときは、やらなくていい。」
と、決めているので毎日無理して片付けはしません。ただ、そのままズルズル散らかった状態のままにはしません。
リバウンドを繰り返す人と、そうでない人の違いは、ここにあります。
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リバウンドする原因の根本的な問題
要は、
リバウンドを繰り返す人は、「問題を放置する」
ここが問題なのです。
好ましくない行動の習慣化
例に出しますと。今現在、クローゼットのお片付けサポートを行っている利用者さんとのやり取りでしたが、
服の取捨選択が進まなくて、
「普段着ている服を床に畳まず置いて、山になってます。
その山の中から服を取っています。」
とのことでしたので、
「それは、今すぐ止めて下さい。
シーズンオフの取捨選択の進まない服は畳むなりして、
一等地から外して下さい。
オンシーズンの今活躍している服が
一番いい場所に来るように置くことが大事ですよ。
今のままだと、
【洗濯物は畳まず、山のままで生活する】が、習慣化されます。
状況としてよくないですね。」
と、アドバイスを行いました。
判断がつかないから、よくない行動を放置して習慣化してしまう。
これは大きな問題です。
片付けは習慣
自動車メーカーのTOYOTAは「5S」として、
- 整理
- 整頓
- 清潔
- 清掃
- しつけ
この頭文字を取り「5S」としています。最後のしつけの部分です。片づけを行うことで得られることとして、
自分の暮らしにとって、好ましい行動の習慣を自分自身に躾ける
という目的もあります。
しかし、問題の先延ばしを行い、問題を放置することで得られることもまた、
自分の暮らしにとって、好ましくない行動の習慣を自分自身に躾ける
私は色々なかたの行動パターンをみて分析しています。1度習慣化してしまうと、なかなか元に戻せません。これが習慣の良いところでもあり、怖いところです。
小さな問題の放置は、人生にも大きく影響する
以前記事でも取り上げましたが、
暮らしや人生に問題のある方は、
- 家の電球が切れたまま
- 家の建具が壊れたまま
など、モノの問題を放置している傾向が非常に大きいです。問題は積み重なると深刻になります。小さいうちに対処することが実は簡単です。
自分の暮らしにとって、好ましくない行動を習慣化しない。
切れた電球1つ、洗濯物の山1つですが。自分の人生に与える影響は大きいですので、リバウンドを繰り返すなどで悩む方は、すぐに行動を起こしましょう。
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