新しいことに挑戦する…ワクワクと不安ってあります。
一歩、新しいことへ踏み込むとき…。それが何かを犠牲にして対価を得る。そんな場面を求められるとき、私も心が臆病になるときがあります。そんなときに、ふと手に取る本です。
目次
「アルケミスト 夢を旅した少年」パウロ・コエーリョ著
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活字を読むお子さんにはぜひ!読ませたい一冊です。「アルケミスト」とは錬金術師という意味です。この本の物語の主人公は、宝物の夢を見ます。何度も夢に出て来るので夢占い師に助言を求め、道中、王様に出会い背中を押され旅に出ます。旅の中には死を覚悟する苦難もあり、そのたびに自分の心と向き合います。
老人は言います。
「あの男も、子供の時は、旅をしたがっていた。しかし男は、まずパン屋の店を買い、お金を貯めることにした。そして歳をとったら、アフリカに行って一ヶ月過ごすつもりだ。人は自分の夢見ていることをいつでも実行できるのに、あの男は気がついていないのだよ。」
「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。」
クリスタルの商人は言います。
わしは人生にこれ以上、何も望んでいない。しかし、自分の限りない可能性に気がついてしまった。そして、お前が来る前よりも、わしはだんだんと不幸になってゆく気がする。なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、わしはそれをやる気がないのだ。」
占い師は言います。
秘密は現在に、ここにある。もしお前が、現在によく注意していれば、お前は現在をもっと良くすることができる。現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。未来のことなど忘れてしまいなさい。毎日の中に永遠があるのだ。」
錬金術師は言います。
「夢を追求していくと、お前が今までに得たものをすべて失うかもしれないと、心が恐れているのだ。心を黙らせることはできない。たとえお前が心の言うことを聞かなかった振りをしても、それはお前の心の中にいつもいて、お前が人生や世界をどう考えているか、繰り返し言い続けるものだ。」
一番印象深い言葉として錬金術師がこう言います。
「おまえの宝物のある場所に、おまえの心もある。」
「アルケミスト」は、世界各国で翻訳され、愛される一冊です。小学高学年~読める名作です。何かに挑戦しようか迷うとき、背中を押してくれる一冊です。
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