少ない物ですっきり暮らす

10回近くの引越しと、子供の発達障害の特性「片付けが苦手」などを経て、ミニマリストに。お片づけのサポートもやってます。 ライフオーガナイザー®1級/ 整理収納アドバイザー1級/ 発達障害住環境サポーター https://yamaguchi-seiko.amebaownd.com

少ない物ですっきり暮らす

物を捨てて、何か変化はありましたか?

【6冊目の本が発売になりました!】

 

  現在、お片付けサポート・講座依頼・雑誌取材等、一切受け付けておりません。個人的なご連絡等、ご遠慮とご配慮のほど、よろしくお願いします。

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「物を捨てて、何か変化はありましたか?」と、よく質問されます。

 

 

 

 

「インテリアが好き過ぎて、どのテイストがいいか選べない…。この部屋と同じで私も一体何がやりたいんだろう…。」

 

という時期がありました。家事に育児に仕事…それぞれが、どれを取っても中途半端。いつも自分の仕事ぶりにイライラして。頑張ってるのに充実感が得られず、募るのは不満ばかり。インテリアも、DIY期・北欧期…趣味が変わるとき、引っ越しでモノをたくさん買っては捨てました。好きなモノを買ってるはずなのに満足しない…。努力してるのに充実感がない…なんだか部屋と気持ちがシンクロした状態でした。

 

泣きたい気持ちになってしまい

「10年・20年と時間が経った時に私はこれを頑張りました!これができます!ってことが私は何もないなぁ…。もし、明日人生が終わったとして私はそれで満足なのかな?」

 

人生には、それなりの集大成が見えます。人生の足跡です。お料理ならお料理。お裁縫ならお裁縫。子育てなら子育て。仕事なら仕事。家事と仕事を両立して、家族を支えて私は頑張った。

 

「これはできなかったけど、これだけは頑張った。それだけで満足だ。」何か一つでもいい。そう思える生き方がしたい…そう思っていました。

 

それと同時にそれを体現できない自分へのふがいなさ。家族をいつも大切にしたいと思っているのに、疲れてイライラして怒ってる自分。頑張ることで、疲れ果てて、一番大切にしたいと心から願うものを大切にできない矛盾。

 

ぼんやり部屋を眺めているとシンプルな家具と、モノの少ない部屋が佇んでいました。

 

雑貨はないけど、落ち着いた空間。少し寂しくも見えるけど、動きやすい。沢山の色と沢山の雑貨があることで、余計にどうしたらいいか分からなくなっていた。雑誌に載った素敵なインテリア。確かに素敵だけど、それは他人の誰かの部屋。私の部屋じゃない。

それは部屋であると同時に、誰かの「たくさんあるモノを上手にこなしている生き方」への憧れでもあったように思えます。自分の暮らしや生き方は別…

 

 

「ああ…私って、多くのことをたくさん抱えて生きるより、一つのシンプルなことに集中することが生き方として合うんだなぁ。そして、そういう生き方の方が私は好きなんだ。だからシンプルなものに惹かれるんだろうな。」

 

部屋を見つめて、モノに教えられた瞬間でした。捨てたモノより、残したものに自分を知る鍵を見つけた出来事です。「捨てることで自分を見つける」という言葉がありますが、私は「残したモノ」に自分を見つけました。

 

「物を捨てて何か変化はありましたか?」

 

変化の前に「発見」があります。そこで、何を発見するかでその人に「変化」が起こります。率直に言えば、何も発見がなければ何も変化はありません。捨てたモノ・残したモノ?どこに何を見つけるかは自分次第。モノと向き合うことは、自分と向き合い何か「発見」するヒントがある。そこで発見があれば、かならず変化は起こる。

それは断言します。

 

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