少ない物ですっきり暮らす

10回近くの引越しと、子供の発達障害の特性「片付けが苦手」などを経て、ミニマリストに。お片づけのサポートもやってます。 ライフオーガナイザー®1級/ 整理収納アドバイザー1級/ 発達障害住環境サポーター https://yamaguchi-seiko.amebaownd.com

少ない物ですっきり暮らす

人生変える習慣作りは、〇〇が必要

【6冊目の本が発売になりました!】

 

  現在、お片付けサポート・講座依頼・雑誌取材等、一切受け付けておりません。個人的なご連絡等、ご遠慮とご配慮のほど、よろしくお願いします。

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 我が家の長女は、発達障害を抱えています。4月から支援学校の高等部へ進学するため、その準備として2月の終わりから娘と朝6時から二人で身支度の練習をしています。

 

 

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頭ボサボサ…身支度ができない娘…。

 どの程度のレベルかと言いますと、中学3年生になっても

  • ズボンは後ろ前(基本衣類は後ろ前)
  • 下手するとズボンを履き忘れる日もある
  • 衣類の裏返しもそのまま(服を着るときに確認しない)
  • 指摘しなければ、歯磨きしない・目ヤニや寝ぐせそのまま

 

かなりの重症です。結局のところ【障害】と名のつく通り、社会性などの発達に遅れがあります。発達障害の特性である「こだわり」の凸凹でもあり、極端にこだわる部分と極端にこだわらない部分。娘にとって自分の身なりは【極端にこだわらない】部分でした。

 

娘自身に【恥ずかしい】や【身なりを整えないことで他者が不快に感じる】という概念が存在せず。「なぜ、身なりを整えなければいけないのか?」自体がよく分からない…。発達障害の特性上【概念の理解】の難しさ。この部分をどう娘の中に落とし込めたら良いものか…に長い年月が必要でした。

『躾』がなってないのでは?

これに関しては、発達障害あるあるですが躾で解決するならば、とっくの昔にやっています…(涙)という話です。本人も周囲も困りが発生し、その問題の根本に脳の発達に遅れや凸凹があり社会生活を営むにおいて障壁があるからこそ、『発達障害』という診断名がついています。

 

 

介護は必要ないけれど、介助が必要。

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娘は、介護が必要な障害ではなく介助が必要な障害にあたります。何でもかんでも全部やってあげる…ではなく、ほんのスプーンのひとさじ。足りない部分を足し、補助をする。その助けが無いと、社会とのかかわりが厳しい現状です。

 

自分で出来ることは、自分で。

 

2月終わりから、平日・休日問わず朝の6時から二人で洗面所に立ち身支度を行います。娘の身支度の練習は、私が髪を櫛でとかす…ということはありません。

ただ、隣に立つ。

私の役割としては、朝、洗面所で娘が身支度を行う間、隣で立つことです。なぜ立つのかと言うと【人は一人では頑張れない】からです。片付けもそうですが、片づける力が十分にあることと、継続し、家の中を美しく保つこととは別の力が必要です。

勉強も同じです。能力があることと、継続し続ける力は別物です。

 

娘に足りないのは【継続力】です。

 

娘の問題として、服を着るときにズボンの前後ろを【確認して着る】これをなぜやらないのか?理由は「面倒臭い。」です。面倒臭いから服も適当に着る・歯も磨かない・髪もボサボサ…。そして概念として、やらなければいけない理由が分からなかった。

 

継続力を高めるにおいて『自分との約束』としてルーチン化できる人は習慣を作りやすいですが、ここが厳しい人は他者の力を借りる必要があります。基本的に手出し・口出しは必要なく。

 

ただ、そこにいる。

 

これだけで十分、大きな力を発揮します。

 

人間一人ですと、新しい習慣を行うときに「今日は面倒だからお休みでいいか…。」と1回休む。次の日も休む、そこからズルズルとしてしまう…。隣に人が立つことで、

 

「うーん、面倒臭い!でもやろう!」

 

と、一日一日を積み重ねる1歩が出ます。

 

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人生には並走者がいる。

これは、私自身も同じです。以前動画でもお話しましたがブログは【人の目】を私自身にストッパー機能として役割に置いている部分があります。

 

youtu.be

 

片付けに本気で悩む方へ私からのアドバイスとして

 

『習慣』で躓いている人は、片付けのプロに依頼を!

 

一人で頑張れない習慣作りでも【並走者がいる】これだけでも全く違います。。たとえば、

 

  • 「〇月〇日までには、キッチンの断捨離を行います!」と約束をする。
  • 今日は、この場所を片付けました→ビフォー・アフターの写真をみてもらう。

 

この2つを約束し、見てもらう相手がいる。ということが本当に重要です。人間とは社会性の動物ですので、相手のいる約束は強制力が強く働きます。

 

私は今、片付け業はお休み中ですので、利害がない今だからこそ伝えたいことの1つです。(利害があると、営業と宣伝だろ!って言われちゃうので笑。そういうの抜きに本音で勧めています。)

 

発達障害で困り感のある方は、なおさら並走者は必要かもしれない

我が家の娘は,いわゆるADHD(多動・衝動・注意欠陥)があります。瞬間的な衝動性が強いので、

 

「今、私は目の前のAに取り組む必要がある。」

 

という状態でも衝動性に飲み込まれ、Aではなく優先順位の低いBをやってしまう…という部分が大きいです。本人も自分の特性の困りは理解していても、一人ではどうにもできず衝動に流されてしまいます。

私が隣に立つことで、

 

「今、私は目の前のAに取り組む。」

 

と衝動へストップをかける。

衝動性に流されても「今は、Aですよ。」と軌道修正の声掛けがあることで目の前の「A」を最後までやり遂げることができます。

 

私個人としては、発達障害などの特性で片付けに悩む方ほど並走者としてプロを雇うことは重要であると考えています。

並走にも根気が必要。お互いに頑張るからこそ、頑張れる。

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娘も「春から沢山、新しい友達を作りたい!」と張り切っていまして。それが今回の頑張りの原動力でもあります。ただ、並走者も「何もしないけど、そこにいる。」というのは楽なようで大変です。

 

手出し口出ししたほうが早いのに~!というムラムラをこらえて、じっと傍にいる。これも根気がいるのですが、娘も苦手なことだけれど根気強く頑張っている。お互いに並走者であることで今日一日を努力することができます。

まずは、3ヶ月トライ!

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継続した習慣作りは、1日、1週間、3週間、3ヶ月、半年、1年。ここをクリアしていくことがポイントです。まずは3週はクリアしました。3週間毎日続くと、かなりリズムの基礎ができて来たかな~?という状態ですが、

 

歯磨きしないで寝るのは気持ち悪い

 

ぐらいの感覚まで昇華できると習慣化完了です。また娘との習慣作りに関しては、その後の報告もしたいと思います。

 

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