朝晩が冷え込むようになり、眠るときの掛け布団がタオルケットから毛布・掛け布団へと変わり始めました。肌寒くなると、
「よしよし、また編み物の季節がやって来たぞ。」
っと、毛糸を買って今年は何を作ろうか?とワクワクします。
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編み狂う
私の最近の週末の過ごし方は、土日のどちらかは必ず一日寝て過ごすと決めて布団の上で一日ダラダラとする日にしています。そんな中で、たまたま見かけた記事
以下一文は、上記ブログから引用するとする。
多くの人が編み物を、どこか優しい、「癒やし」になるような作業と考えている。しかし私は、それもまた間違いだと知っている。編み物に限らず手芸に夢中になったことのある人なら気づいているだろうが、手芸には、とても暴力的な一面がある。なぜならそれは、ばりばりと音を立てて時間を喰い尽くすからだ。特に編み物は、あと一段、あと一段と思っているうちに五、六時間が飛び去り、顔を上げたら夜が明けている。「あと一段」と思っているだけなのに、十時間ほどがまるごと消えることさえあるのだから、ちょっと魔法じみている。
編み物に適した時間――事情が許すならいつでも。
編み物に適した場所――事情が許すならどこでも。
ということになる。スマホと変わらない。スマホと違うのは、「あと一段」の魔法があることだけ。ちなみに、翻訳をやっていて脳が「あと一行」という感じになることは、稀にはあるが、出る脳内麻薬の量が比較にならないほど少ない。脳内麻薬の種類が違うのかな。
・・・分かる!
痛いくらいに(涙)私自身、編み物は好きだけれどセーターやコタツカバーなどの超大作に手を出さない理由は「そこに沼があるから。」です。
沼から帰って来れない自分を知っている
私には編み物以外にも刺繍やらDIYやら…色々好きなことはあるのですが、極力少ない手間で終わるもの…ゴールを長距離ではなく短距離に設定して楽しむようにしています。なぜならば・・・
沼から帰って来る自信がないからです(涙)
これは他にもありまして。子供の頃からテレビゲームは好きでずっとやっていたのですが、出産を機にやめた趣味の1つでもあります。
時間が溶ける趣味
上記のブログ記事「編み狂う」で指摘があるように時間が泥のように溶けていく趣味は、人生にとって危険でもある…ということです。一見、丁寧な暮らしで健康的な趣味に見えるけれど「あと少し、あと少し…。」と、ドロドロと時間が溶けていってしまい気がつけば6~8時間など。ビックリするスピードで時間が溶ける趣味は
【自分自身にとって必要な他のことをする時間】
を奪います。
例えば、子供と会話する時間や明日の準備、壊れた物の修理、自分の心と体のメンテナンス…など。時間はお金持ちや貧乏人でも1日24時間は変わらず。趣味に没頭するあまり、人生を喰いつぶしてしまった…など。自分を誑し込む悪い趣味になりそうなことは、大好きだからこそ向き合う必要がある物事です。
- 気がつくといつも時間がない。
- 「こうしたい!」と思うことが全然できない。
という状態に陥っている原因が案外こういう小さな時間を溶かす趣味だったりします。
先日、依存症の話をYouTubeのサブチャンネルにて取り上げました。薬物やアルコールなどは社会的に身を滅ぼしやすいこととして分かりやすい事象ですが、一方で真綿で首を締めるがごとく、ジワジワ~…っと人生を喰う趣味って確かにあるよなぁ…と思います。
私自身、テレビゲームに極力手を出さないのは
『これに手を出すことで生活がダメになる自分を知っている』
ということを知っているからです。
以前も動画で『片付けから学ぶべきこと』として取り上げましたが、
【知っているということを知っている】メタ認知といいます。
メタ認知(英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。メタ認知という概念の定義やその活動は分野によって様々であるが、心理療法や認知カウンセリングをはじめ、ものごとや経験に対して正しい理解を行えているかなど、自分の認知行動を正しく知る上で必要な思考のありかたを指すことが一般的である。 (ウイキペディアより引用)
「好きなことをする。」ということは人生に幸福を与えてくれるとは限らないので、自分を誑し込む趣味との付き合い方は考える必要がありますね。
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