過去、過労で2回ほど倒れたことがあります。
一度目は、23歳会社員の頃。
残業に続く残業、そして早朝からの仕事。やりがいのある仕事で夢中になっていたのは良かったのですが、働き過ぎて疲労が蓄積し、お酒を飲まないのに肝機能障害で倒れました。(遺伝性のようで、母方がもともと肝臓があまりよくない家系ですね。)
二度目は、29歳専業主婦の頃。
引っ越しして直後、息子の通う幼稚園のPTA役員の活動と、バザーの準備で連日遅くまで縫物をしていたら倒れました。変な話ですが、当時私自身に「無理をしている」という自覚は無くて「努力してる」という感覚でした。
二度倒れているので、さすがにお医者さんから怒られました。どちらも40度を超える発熱に、肝臓の炎症を起こし一ヶ月は絶対安静…。まさか自分が倒れるとは思っていませんでした。
先日記事にした、星野源さんが過労で倒れられた話を少し振り返って「私にもそんなことがあったなぁ…」と思い出しました。
当時、お医者さんから言われたことは
「あなたみたいに、他人から見たらとても無理をしていることに無自覚で無頓着な人は、医者としては怖いなぁ。気がついた時はいつも手遅れ。常に自分は無理をしているかもしれない…と、少し自分を労わってあげて下さいね。」っと、やんわり怒られました。
いま思えば、自分を粗末にしていたなぁ…と大きく反省しています。20代という若さもあって
「努力することは美徳」「努力は当たり前」と思って生活をしていたことが、努力の積み重ねではなく「無理をした生活のルーチン化」の積み重ねでした。
自分にとって良いことを小さく積み重ねることは、とても大きな力になります。反面自分にとって悪いことも積み重ねれば、とても大きな力になります。小さければ小さいほど気がつきにくい怖さがあって。(だから倒れたんですよね 汗)
私は大きな出来事より、小さな出来事のほうが好きな反面、とても怖く感じます。普段からそれは思っていることなのですが、星野源さんの本を読んで、ふと思い出したので記事にしてみました。
「ミニマリストになったキッカケ」「モノを持たない暮らしのキッカケ」は、転勤引っ越しなど色々あるのですが、こういった小さなエピソード一つも、私にとっては大切なキッカケの一つです。
書籍、みなさんの応援のおかげで出版にいたりました!
↑ 『少ない物ですっきり暮らす』暮らしの本です。現在発売中。
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