遺品整理屋は見た!! [ 吉田太一 ] |
明日、自分のモノが遺品になる。それもひとつの現実です。
『遺品整理屋は見た!!』 吉田太一
遺品整理業の目線から残された家、故人、遺族、地域…それぞれについて短く読みやすいショートストーリーで語られます。 普段本を読まない人も、この本は読みやすいです。
遺品整理ですので、片づける家は故人…亡くなれれた人の家。多くは孤独死や事故死や自殺。病気でベッドの上で亡くなられた方の家の整理はゆっくり整理できても、変死となると家自体の処分を急ぎます。
死体から腐敗臭が漂うので、近隣の地域を巻き込んだ問題です。孤独死…して季節が悪いと死体の腐敗も早く、死臭が漂い、単なる片づけ…などと生易しい問題ではなくなり一刻も早く片づけなければならない現実に直面するのだな…と、少し背筋が寒く感じます。
遺品整理屋は見た! [ ... |
この本は遺品整理屋さんの目線で物語が語られますが、孤独死を防ぐにはどうしたらいいのか?何ができるのか?家族の繋がりについても深く考えさせられる本です。年老いたご両親の生前整理などが上手く進まない…そんな方は親御さんに読んでいただくと片づけスイッチが入る一冊です。
アントキノイノチ スタンダード・エディション [ 岡田将生 ]
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読書が苦手なかたはDVDもあります。岡田将生くんが主演なので、目の保養をしつつも、生きていれば必ず死が訪れるように、モノも「遺品」になる日がきます。物語としても面白いですので、読んでみる価値のある一冊です。
※コメント、いつもありがとうございます。週末ゆっくりお返ししてゆきたいと思います。「うちも湿気が酷いんです!」というお言葉に励まされました(笑)
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