「これ、とっても高かったんです。」
物を捨てるか捨てないかを悩む。決断ができない。
特に値段の高かったモノなどはエイヤ!と、どの時点で思い切ればいいのか・・・?
今回は、
- 金額が高かった
- 思い出が強すぎて悩むモノ
などを私流の手放す基準について記事にしたいと思います。
我が家の今年手放した高額の品「カリモクの椅子」
私自身は、決めたら行動は早い。
カリモクの椅子は2脚で8万越えでした。
金額が高かったから捨てないという選択肢は私にはありません。
シンプルに
使ってみて、何を学んだか?
そこに答えが出ればそれで充分です。
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捨てる・捨てない。判断の基準は株に学べ
捨てる・捨てないを学ぶとき、「株」の売買の考え方が非常に参考になります。ポイントは2つ。
- 損切り
- 利益確定(略してリカク)
この2つです。
例えば、100万円で買った株が10%下がり、90万円になってしまったとします。自分自身のルールとして、
損益が10%出たら売り(株を手放す)
と、決めてしまいます。
これが損切です。損失の確定です。損失を確定し、残ったお金で次の株を買う資金にあてます。要は、損失の10%を切って捨てるということです。
人は損を取り返したいと思ってしまう
損が出ると、取り返したいと思うのは人情です。しかし、取り返したい!と思うことが事態を悪化させることも少なくありません。損は損と切って捨てる。損と一緒に
「取り返したい!」
「悔しい!」
などの欲や感情も一緒に捨て去ります。
利確とは?
一方、利益の確定。
100万円で買った株が15%上がり、115万円まで上がったら、その株も売る。「15%上がった時点で」利益を確定する。
利益はここまで。
「もっと儲かるかも?」
「ここで売るのはもったいない」
という欲と感情も一緒にここでストップをかけます。
大きすぎる欲望は身を亡ぼすからです。
なぜ、利益と損を確定するのか?
決断を鈍らせるのはいつも欲や感情です。人間関係もそうですが、「ここから、ここまで」と線引きすることは、自分自身を自分から守るために行います。冷静な時の自分なら判断できることが、欲や感情に飲み込まれてしまうと、判断できなくなります。
ちなみに私は人間関係は3カウントです。
冷静に判断できるときに「ここから、ここまで」を決めてしまうことで、冷静さを失った自分自身から身を守るために行うのです。
暮らしも損切と利確がポイント
私自身も「これ、高かったし・・・」とモノを手放すときに悩むことが多かったです。カリモクの椅子でお話しすると、
「色柄が派手なものは、私には使いこなせない」
「やっぱり基本は白・黒・ウッドの3色なんだなあ。」
と、いうことが分かった。(失敗も、もうコリゴリ)
1つのモノを使ってみて、
自分にとって何を教えてくれたか?
何を学んだか?
答えが出た時点で利益の確定としています。
そして、
「捨てようか迷ったり、視界から外そうと、押し入れや見えない場所へ片づけた」
この時点で損切り確定です。
モノによっては猶予期間を1,2か月設けることもありますが、手放して後悔したことはほぼありません。
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ミニマリストにはお金持ちが多いわけ
ミニマリストの中にはトレーダーや投資家と呼ばれる職業の方が少なからずいらっしゃいます。職業的な特性として、利確や損切。ビジネスマンとして投資を行う上で、必要なスキルだからとも言えます。
何が「利益」か?「利益」とは何か?
少し哲学的ですが、
「自分にとっての利益とは何だろう?」
「自分にとっての損失って何だろう?」
ここを明確にすることは1つ自分の基準を作る上で大切なことです。私は「何を学んだか?」を利益の基準にしています。基本は授業料です。不要なモノを買いたくない理由も、合わないものが出たときに必要なモノを迷わず買うための資金にしたいからです。
無駄なところへエネルギーを使うより、必要なところへエネルギーを使うためです。
勿体無いが、もったいない。感情に振り回される人は理論を。
決断を鈍らせるのは、感情と欲です。この2つを切り離し、客観的に判断するためにも「損切り」「利益の確定」を行う。感情ではなく、理論を。
いつも感情に振り回されて困る人は、理論的に考える習慣を取り入れてみると上手くいきます。
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