お片付けサポートへお伺いしたり、周囲の方々を観察する中で有能な方々ほど、物が下手に増える傾向にあるな…と感じます。
私は抜群に有能ではないのでモノは増えません
私自身、これまでを振り返り「なぜ、こんなに物を買ってしまったんだろう…?」と自己分析すると、絵を描いたり、手芸をやったり、DIYで物を作ったり…どれもこれも中途半端でプロと呼べるレベルにはなれないのですが、平均的な割合でみたら、人よりは「ほんの少しできる」という状態です。
器用貧乏に色々なことが中途半端にできる
このことが物が微妙に増える原因でした。
ちょこちょこ欲を出し、モノを所有していました。スキルの高い方は専門性も高まりますので、道具もグッと増えます。
できないことは、手放しやすい
できない要素として2つあります。
能力的な才能
私自身のスキルとして「メイク」という分野で何か才能があれば、おそらく道具を沢山持っていたと思います。メイクに関しては高校卒業の18歳から24年間毎日行っていますが、上達することもなく(笑)
学習する意欲としての才能や、技能としての才能としても1つ明確な「できない」という事実は私にとって『欲を持つ』ことを簡単に手放せます。
身体的事情
人生をダメにする物として、注意が必要な「酒・博打・異性」この3つの中の「酒」
私はお酒が体質的に飲めないので、お酒で人生をダメにすることはありません。「気持ちよくお酒を飲む」という欲。これも「できない」という状態にあるので、欲は持ちません。
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将来的にモノに苦しめられる予備軍。いい意味で「有能なひと」
お片付けサポートで訪問した男性で、コミュニケーションスキルの高い男性でしたが、
- お付き合いのゴルフセット
- 週末の野球・サッカー・スノーボード
- アウトドア用品
- ギターやドラムセット
- 車のメンテナンス道具(大量)
- 勉学などの教科書・参考書・資格検定の資料
- 釣りの道具
- 料理道具
などなど。多岐に渡って色々なことが器用かつ上手に出来てしまうばっかりに、沢山の道具に囲まれていました。釣りの道具ルアーなども手作りで作られたり、ギターを片手に曲を奏でてくれたり、とても素晴らしいかたでした。
ただ、ご本人は何がどこにあるか分かっていても、ご家族がお困りでしたので依頼へと繋がりましたが、もし、お一人でのお住まいでしたらご本人は困っていなかったのでは?とも思います。
有能な人は、深刻になりやすい
下手に有能過ぎるとモノを手放すことへの思い出や執着が強すぎて手放すことが困難になります。物を手放すと同時に
『老いた自分』『能力が失われた自分』をも受け入れる必要があります。
能力自体が自己肯定感の源である場合など。整理する要素が増えれば増えるほど深刻になり、難しくなります。感情や思考の整理に、より時間が必要です。
有能な人ほど物が増える5つの理由
- 有能である(記憶力や技能が抜群ある)
- プライドが高い
- 自分の独特のこだありがある(物やコト)
- 金銭的に余裕がある(物が多くても倉庫を借りるなどの空間を足せる)
- 今、本人は片付けに困っていない(家族が困っているケースがあり)
有能だからこそ、金銭的にも余裕があり、基礎能力として記憶力などの管理能力が高いことが、ある意味裏目に出ます。
今、困っていないことは人は動かず。困ってから動き出すので、その時には結構自体が悪化していることがほとんどです。何がどこにあるか、分かっているうちに整理する。「いつか…」と棚上げしているうちに事態が悪化しますので、片付けはお早めに。
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