片付けをプロとして行うようになり、時々受ける質問ですが
「継続して、片付けを行うモチベーションの上げ方って何ですか?」
という内容です。今回は、その質問に答えます。
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片付けのリバウンドは「継続できなさ」
仕組みの問題や、根本的な心の問題を抱えた方など…色々ですが、
「定期的に部屋を片付ける能力はあるけど、
気がつくと汚部屋までいかないにしても、
散らかってしまう。
片付けられるけど、
片付いた状態を日々の中で維持することができない。」
という方がある一定数いて、もしかすると多くの方がそうではないかと思います。
「どうやったら毎日続くのか。そこを言ってほしいのに」
田村由美著「ミステリと言う勿れ」2巻より引用
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「習慣にして、毎日休まずちゃんと続けるって、一番そこが難しいのに。
映画はサラッと流すんですよ。
はい、毎日ちゃんとやりましたって。
一体どうやって。
どうやったら毎日続くのか。
そこを言って欲しいのに。」
田村由美著「ミステリと言う勿れ」2巻より引用
ある程度片付けるけれど、片付けが習慣にならない。
「新しい物事を1つ習慣として続ける」
シンプルですが、心持ちや考え方、自分自身を鼓舞し励ますには?モチベーションを保つにはどうしたらいいのか?ここに関して多くは語られません。
決意して習慣を作るときの魔法の言葉
やろうと決めても3日坊主で終わった…なんてことは人間よくあります。
- 体が追い付かない
- 今日ぐらいはもういいだろう…
- 正直面倒臭くなった
そんな気持ちになることも十分共感します。私自身も家の1つ棚の拭き掃除からでしたが【それまでやってこなかった新しいことを毎日継続すること】これを習慣にすることは、本当に大変でした。
- 面倒臭い
- 今日は暑いし、汗をかくからやりたくない
- 1週間も頑張った
色々とやらなくていい理由を探し始めます。
そんな中、モチベーションをどうやって保ったか?
私自身が「今日ぐらい休んでもいいでしょ…」と、心が折れそうになった時の魔法の言葉は……
「今日一日だけ、頑張ろう 」
でした。
新しいことを始めるときに「1ヶ月頑張ろう!」と目標を立てても挫折することが多かったので、逆転の発想をしました。
1ヶ月=30日は頑張れなくても、
今日一日だけ、頑張ろう。
今日一日だけ、棚掃除をやってみよう。
明日、やめてもいいし。
とにかく今日一日だけ、やってみよう。
でした。
長い期間頑張ろうと思うと、それだけで「今日頑張っても、まだ明日もある…」と、精神的な疲れの前借りしちゃうんですよね。ですので、「今日一日だけ、頑張ってみよう。」と、考えます。
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今日一日の祈り
以前、紹介した「12のステップ」に関連するのですが、依存症からの回復の工程にも「今日一日の祈り」があります。
アルコール依存症や買い物依存の方にとっては嗜癖を「止め続けること」を習慣にする必要があります。やらないということは、何もしない…ということですが、それが案外難しいものです。脳の病気ですので、禁断症状も出ますし、
やらずにいられない行為をやめる。
ここにもエネルギーが必要です。
ですので、依存を抱えた方は、
「私の病気(依存)は、一生涯付き合っていく病気であり、
もしかするとスリップ(依存物に手を出してしまう)するかもしれない。
けれど、
今日一日、私はアルコール(嗜癖)のない生活を送る。
今日一日。
今日一日。」
明日になれば、また今日一日。
祈るように「今日一日」を大切にし、積み重ねます。
「明日がある」という希望の悪い効果としては、ある種の怠慢を生むこと
この「今日一日」を祈るというのは、案外私たちが日々の中で見落としている部分かと思います。
明日があるという希望があるからこそ、「明日やればいいか。」と考えます。
悪い意味で今日一日を粗末に生きてしまう。ですので、明日につなげる「今日一日を生きる」という感覚や考え方は、私たちに多くを学ばせてくれるのではないでしょうか。
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