我が家の小6の娘には発達障害があります。
障害の特性の一つとして「片付けが苦手」ということが挙げられます。
目次
- 我が家がモノが少ない理由
- モノの住所を明確化(ラベリングを徹底する)
- 片付けの動作の基本はワンアクション
- モノの位置は多少大げさでも、わかりやすく
- 「順序立て」を視覚化する
- トークン(報酬制度)で子供のやる気を引き出す
我が家がモノが少ない理由
①夫の職業が転勤族
②家族が片付けられない(モノが見つからないトラブル頻発)家族会議の結果
③私がモノと向き合ってモノを見直した
この3つから構成されています。そして、②の片付けが苦手な家族代表として発達障害の娘です。先天的に片付けが不得手です。診断がついたのが小4と遅めでしたので、『発達障害って診断名が出たけれど、どうしたらいいか?』という情報が全くこれまで入ってこず(涙)
引っ越して、まずやりたかったことは娘に合わせた部屋作り。最初に、娘がずっと希望していた『壁に絵が描ける部屋』を作りました。
その後、バタバタし(遠い目)来年中学になる娘には、もっと自分で自分のことをできるようになって欲しい。そう思い、ブログの更新を落として、身近な知り合いに部屋を見せてもらったり、ネット情報を拾いながら部屋作りに勤しんでいました。
現状の娘の部屋。ちょっと棚を増やしました。モノの量自体は増えていないのですが、収納の仕方をちょっと変えました。
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モノの住所を明確化(ラベリングを徹底する)
収納棚にラベリングをして、モノの住所の表札を用意。 これでモノを取っても、どこにモノを戻せば良いか一目瞭然です。モノを探すのも、見えてますから問題なし。
結局モノを『引き出し・カゴ・扉の付いたモノの中に入れてしまうと、モノの管理が難しくなる』というのも娘を観察して思うことでした。
片付けの動作の基本はワンアクション
①扉開く→②取る→③閉める
ではなく、①取る のワンアクションで動作が完結する仕組みにしないとダメだということですね。モノが多いと、この管理にするには収納場所が必要になります。これは本当にモノが少ないミニマリストならではの恩恵です。
棚の全体像。娘が主に使っているモノをメインに置いています。
お絵描きが好きな娘がよく使うペン・鉛筆。これも透明な収納小物を使って、モノが主役になるようにして、視覚的にモノの位置がわかりやすいように。
お絵描きした絵が散乱するので、白紙の紙と描き終わった紙の置き場所も設置。
モノの位置は多少大げさでも、わかりやすく
カバンもたまに床に投げ捨てられているので、カバン置き場を明確に。クリアファイルに紙を入れ、ファイルを両面テープで固定しました。
カバンはこの通り、モノの住所へ。
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「順序立て」を視覚化する
発達障害を抱えたお子さんは『物事を順序立てて考えることが苦手』だということも参考にして、やることボードを作成。
朝の身支度表。
ホワイトボードに、両面式のマグネットを貼ってます。1つの項目が終わったらマグネットを裏返す。絵は娘に描いてもらいました。『やること』が終わったら、文字と絵が黒から赤へ変わります。色で見ても『終わった』『終わってない』がわかりやすいように。
忘れ物も多いので、同じ形式で準備できるようにしました。
こっちの『カバンに入れたよ!』の絵は私。マグネットですので基本全部一発描きという…。
トークン(報酬制度)で子供のやる気を引き出す
準備と片付けが出来たら、できた日にご褒美シールを貼る。シールが10個貯まったら100円あげるよ〜!と約束し、本人のやる気も上がりました(笑)
元気よく、娘が掃除中。
娘が18歳になるまであと6年。それまでにある程度、自分が苦手とすることも100%できなくても50%・30%と、全くできない『0(ゼロ)よりは1』自分の力で、『こう工夫すれば自分にもできる!』は親としてサポートしてあげたいと思います。
壁はドドーーン!と娘の絵が。親としての願いは本人が元気で日々を明るく過ごしてくれることが何よりも一番です。家の仕組み作りに関しては、まだまだこの先、試行錯誤は続きます。